技術指標

弊社製品の特定用途への適合性の検査(材質の互換性の確認など)は、ユーザの責任となります。適切な実地テストを行わないと適合性を検証できない場合もあります。

IP00:固形物や水の浸入に対して無保護。接触に対して無保護。

IP6X:粉塵の侵入に対する保護(防塵)。完全な接触保護。

IP5X:あらゆる方向から機器(圧力スイッチなど)に向けた噴流水によって有害な影響が生じてはならない。

IPX7:機器(圧力スイッチなど)を規程の圧力・時間で水中に沈めたときの水からの保護。動作に影響を及ぼす以上の水が機器に浸入してはならない。

IP6K9K:この要件を満たすデバイスは、防塵構造を備え、高圧洗浄機や蒸気噴射使用時の負荷に耐えることができなければならない。水温80°C、水圧80~100barでのテストを規定している

IP6KX:粉塵が侵入してはならない。Kは、道路車両の電気機器固有の規格を表す。

IPX9K:高圧・蒸気洗浄噴射時の水の浸入からの保護。あらゆる方向から高圧でハウジングに向けた水によって有害な影響が生じてはならない。弊社の機械式・電子式圧力スイッチ(配線済または一体型コネクタつき)の大半とトランスミッタについては、IP67/IP6K9Kを提供可能です。

移動式油圧および屋外環境にさらされる機器については、IP67/IP6K9Kの保護を推奨します。

円筒のスレッド: 円筒ネジは、適切なシールリング(銅シールリングなど)を下に敷くか、一体型になったOリングやガスケットを使うことにより、表側に締めます。

円錐ネジ(円錐形のネジ)は、2つのネジ部材の許容差を補正します。シール機能は、恒久的に変形し金属摩擦が合う状態にするネジのフランクによって実現されます。円錐ネジはねじ込みの深さまで回して締めるのではなく、漏れ口を締めるために必要な締め付けトルクで固定します。下表に示される圧力スイッチ・トランスミッタの許容締め付けトルクを超えないように注意してください。(ねじ込みピンを先に傷めてしまい、動作中に緩んでしまったり、締めたときに折れてしまう場合があるためです。)

弊社の過圧防護の値は静圧に基づいたものです。この値はスイッチの油圧または空気圧の部分を指しています。静圧に対し、動圧の場合は30~50%低い値を用いることを推奨します。このような経験則による値は、圧力装置においては、バルブの作動や負荷の急減・急増、または単にパイプの断面の変化といった事象の結果、使用圧力よりも高い、予期しない圧力ピークが発生することがあるという知識に基づいています。従来の測定方法(マノメータなど)では、これらの圧力ピークはまず測定できません。

そのため、このデータを取得するためには、より速い測定装置を用いなければなりません。経験的または補正的な係数を用いてこれを考慮しようという試みが行われています。

圧力条件が分かっていて圧力変化率が0.1bar/msであれば、弊社の圧力スイッチ・トランスミッタはデータシート/カタログにある許容過圧防護値まで使用することが出来ます。 最大許容圧力変化率が、機械式圧力スイッチで1bar/ms、トランスミッタで5bar/msで動作している場合は、過圧防護の既定値の50%しか使用することができません。

製品を市場に出すときには、欧州議会および理事会の指令を遵守しなければなりません。指令のある製品の場合は、必ず指令を適用しなければなりません。適用する指令がある製品のみ、CEマークの対象となります。

供給電圧が50VACまたは75VDC以上の機械式圧力スイッチは、2014/35/EU低電圧指令の対象になります。

さらに、爆発の危険性のある場所で使用される製品は2014/34/EU ATEX指令の対象になります。

弊社の電子製品は2014/30/ EC EMC(電磁両立性)指令に準拠しています。機械式圧力スイッチはEMC指令の区分にはあてはまりません。

弊社製品は部品(コンポーネント)として分類されるため、2006/42/EC機械指令は適用されません。

弊社の製品設計は圧力機器指令(2014/68/EU)第4条3項に沿った設計実践規範に基づいているため、適合宣言書の作成やCEマークの貼付は認められていません。製品ごとの最新のCE宣言書はダウンロードエリアからダウンロードすることができます。

SUCO 技術指標

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